こんにちは。
directerのayanaです。
今日はモッズコートについて語る日です。
最近、洋服の起源やデザインについて詳しく調べ
勉強しています。この間調べたモッズコートの歴史や起源が
とても興味深かったので、皆様にシェアしたく、書き始めました。
少々個人的な話も挟みますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
Chapter 1 モッズの歴史
秋冬のアウターとして人気のモッズコート。
OHOTOROでも新しいセレクトアイテムとして、現在販売している
人気のアウターです。
そもそも「モッズコート」って何?と考えの方も多いと思います。
(私も調べる前まではあまり詳しく知りませんでした…..;;;)
元々は、米軍が採用した野戦用コート = ミリタリーコート
その名の通り、実際に軍人が着用することを想定して作られたコート。
◾️ 余談
その他、トレンチコートやダッフルコートも
元をたどればミリタリーコートなんです(不思議ですよね)
トレンチコート : イギリス軍が開発した防水型のミリタリーコート
ダッフルコート : 主にイギリス海軍にて着用されたミリタリーコート
少し大きめの、ゆとりのあるデザインなのは
機能性を考えて作られていたんですね。ふむふむ。
Chapter 2 モッズカルチャー
さて、そんなミリタリーアウターである
”モッズコート”がなぜ一般の人々の間にまで広がったのでしょうか?
理由は
イギリス・ロンドンの若者がファッションに取り入れたこと
から始まりました。
1950年代後半に登場した、音楽やファッションをこよなく愛した
ロンドン近郊の若者たちのスタイルを ”MODS(モッズ)” と呼びました。
スーツ&レザーシューズが彼らの主流のスタイルで
バイクに乗る際、スーツを汚さないために
米軍のミリタリーアウターを着用したのが起源だそう。
(当時、米軍のミリタリーコートは安くで手に入ったそう)
モッズカルチャーを愛した当時の若者たち in LONDON
私も元々モッズコートは20代前半から愛用していましたが
モッズコートの起源や背景、当時のモッズカルチャー
のことを調べていくうちに、モッズ愛が深まりました….。
自分のスタイルを貫く当時の若者がとてもカッコよく見えます。
ブランド、値段にこだわらず、ファッションや音楽、カルチャー
を楽しむ姿勢。得られる情報やモノが少ない時代に、さまざまな
アイディアと感性で一つのカルチャーを生み出し、それが数十年
先まで語り継がれる。
こうして今の私たちも洋服を楽しんでいるんですね。
モッズの歴史を調べながら、父を思い出しました。
私の父は50代中盤ですが、高校生の時から海外(アメリカやイギリス)
の文化や音楽、ファッションに興味を持ち、今もそのスタイルや音楽を
とても愛しています。
今でも昔(70-90年代…?)の洋楽を聴き、何年・何十年もリーバイスの
デニムやデニムジャケットを着ています。
(最近は少し歳をとってユニクロも増えましたが…笑)
↑ 現在(50代) と 若かりし頃(20代) の父
ほぼ同じ服を着ています(今も基本白いTシャツにデニムかチノパン)
レコード一枚手に入れるのも大変だった時代。
一生懸命バイトしてやっとコンバース一足買える時代。
モノを手に入れることが、今よりも難しかった時代。
簡単に手に入らないからこそ大切にできるし、記憶に残ります。
そんな時代を生きた父は
今でも古いものを大切にし、昔の記憶をしっかりと覚えている。
いろんなものに溢れている今の時代
できそうで、なかなかできないことですよね。
2021年を生きる私たちは、たくさんの服を買うことができ
日本、海外どこの洋服だって、お金と時間をかければ
ほとんどのものを手に入れることができます。
SNSの普及で、若者も、高いブランドものに興味をもったり
実際にそれを着ることだってできる。
ファストファッションの普及で、安い値段で
たくさんの服を買うことができる。
今の時代を生きる私は
明確な自分のスタイルがあって、何十年も変わらず
そのスタイルを貫く、そんな父が羨ましく思うことがあります。
私も、自分の親や、その時代を生きた人々のように
多くを持たずとも、自分のスタイルを貫く
そんなかっこいい人になりたいなぁと思います。